反対討論

議案第3号新庁舎建設工事請負契約の締結について反対の立場で討論します。

今回の議案は、契約締結ではありますが、そもそも木津町の最終とも言われる臨時議会で新市の事務所の建設の契約が議決されることになっとくできないという思いがまずもって反対の大きな理由であります。

木津町が閉町することは確定であり、新市が誕生することは決定しています。新市の首長が不在の段階で、多額の費用を伴う契約を閉町寸前の失職寸前の議員が決めるこのことは、責任の所在を不明確にすることにもつながる行為です。

合併についても住民意思を問われないまま、強引に進められました。そして今度は、庁舎。他の2町に説明すらないままの決め方には、またしても住民無視の進め方であります。

契約が、適正に公平におこなわれたとしても、当然新市の首長のもと、選挙で広く住民に訴えた後に契約すべき案件です。

先ほどの答弁でも明らかとなったように、推進債の額についても確定的ではない、今後の用地取得の方向も金額も未定であること、ましてや町道335号の拡幅など、今の段階で契約することは、将来の財政負担をそのまま認めざるをえない方向の布石となってしまいます。

私は、住民の意見を届けるのが議員の職責だと思います。私の元には、住民の方と一緒に作成したチラシをまいた後に届けられたたくさんの意見、生駒市長のお話を一緒に聞いた方のアンケートでももっと時間をかけて検討すべきだという意見が全てであり、白紙撤回を求めるという強い意見もありました。

今になってといわれそうですが、この時期に町広報でもようやく広報されてきて、住民にその具体像が伝わってきた段階だから寄せられている意見なのです。住民参画をうたった庁舎建設ですから、今一度せめて新市の議会で提案されることを提案し、反対の意思を表明します。