臨時議会の報告  <くれはのメモより>

町長の挨拶  調印式へのお礼と本日の議案に対して慎重審議のお願い

<休憩して、議会運営委員会の開催>〜表決の方法についての提案があり、記名投票に決定。

案に対する町長の提案説明    
         3町は、行政改革の有効な手段として共通認識の上、協議会を立ち上げた。
         議員や住民の深い理解とご協力、府の支援、これら1つとして欠いていたら
         本日の提案は難しかった。
         今後、議員、住民の皆様の力を借りて、町づくりを進めていく。

  この後、質疑(宮嶋良、高味、森岡、宮島邦、森本、くれはのみ)

  私は、町長の提案理由にある共通認識についての考え方をといました。

くれは 提案理由の文中にある「合併が有効であるとの共通認識を得」の共通認識について
     お聞きします。
     共通とは、2つ以上の物事がどちらもと言う意味でありますので、この共通認識されて
     いるのはまずもって誰と誰たちがそのように認識されたのか町長にお尋ねします。

     先日の調印式で、町長はこれで安心した自信がついたと述べられたと聞きます。
     私は欠席をお伝えしていましたが。一般住民の傍聴が5人程度であったとお聞きして
     いますが、共通認識という文言に住民は入っているのか明快にお聞かせください。

町長の発言
     (あまり記憶できていませんが)行政の責任の元、住民にとっていいものをと進めた。
     住民への説明や協議会の委員、議員の方との理解というようなことをのべられたと
     思います。

くれは  先の調印式において、来賓の山田知事の言葉に、合併後は住民の協力が不可欠
      というようなお言葉があったとか。住民の協力が不可欠と知事ご自身も確信されて
      のご発言でしょう。町長は共通認識の定義についてもあいまいでした。

      町長ご自身昨年4月より一環して住民意思の確認をすると議会で繰り返し述べられて
      いたのですから、そのギャップに対し、失望感や諦め、無力感の方の思いを私はお聞
      きしているだけに、協力が得られにくいのではと危惧します。
      今後木津町の住民の協力が得られると自信をお持ちですか。

町長の発言 
      住民の協力が得られるよう最大限努力していく。


 ことばのまやかしのような発言で、納得できるものではなかったです。

この後、討論

私は、反対の立場で討論しました。

議案に反対の立場で討論します。
一括討論ですので、先ほど質疑でも述べましたが46号に反対の立場ですので、関連議案で
ある4つの議案については個別には触れませんが、併せて反対討論とします。

そもそも自治体の主人公は、住民であります。そして合併は、当然住民の意思に基づき行われ
るべきものであります。町長自身議会では、住民意思の確認をすると幾度も述べられておりました。
それが最終的に住民意思を無視というか把握しないままの、本日の議案提案であります。

協議会立ち上げより一貫して意思を問うといわれていましたのに、1年後、ここまで来たら引き
返せないから意思は問わないとされたのでしょうか?

このまま合併が決定しては、山田知事の言われる住民の協力が得られないのではと心配でも
あります。ましてや、3町とも住民意思の確認のないままであります。

今一度、知事のお言葉を大切にされ、住民への意思確認をされてからでも遅くはなかったと
思われます。調印式の一般の方の傍聴も数えるほどであったことを考えると協力以前に、
諦めや無力感、失望、憤りで一杯の住民の溜め息を感じます。

昨年協議会でとられたアンケート調査の自由意見を昨日改めて読み返してみました。
この時点から、活気的に変化されたとは到底思えません。また、アンケートの対象を協議する
段階で中学生へのアンケート、そしてその後若い世代、次世代を担う人へのアンケートは
一度として検討もされませんでした。

このような強引な進め方に、先ほども言いましたが諦めや無力感、失望で一杯の住民の
溜め息を感じます。

私は、協定項目の締結後住民への判断材料の提供をした上で、意思をとうべきと、事例を呈示
して提案してきました。本来、合併を協議したり、結果合併が決定することは政治の仕組みを
変えるチャンスとできるはずですが、仕組みを変えるどころか後退してしまうことに繋がると
危惧します。

住民主体と程遠い強引な進め方に抗議する意味において、これらの5つの議案に強く反対いたします。



この後、
賛成討論(尾崎)→反対討論(宮嶋良)→賛成討論(長岡)→
反対討論(宮島邦)→賛成討論(西垣)→反対討論(高味)

採決の結果、12対6で合併は決定されました。

                                (敬称略)