くれは  職員綱紀粛正委員会と検討されている職員倫理条例について
      問うとしてお聞きします。

      河井町長が選挙公約として掲げられた庁内綱紀粛正委員会です。
      12月議会の初日のあいさつの中で、要綱の準備を進めているところだと
      言われ、その後年末27日に要綱の制定と委員会委員の公募についての
      お知らせとして議員に配布されました。

      住民の代表として2名の公募枠がされたことは意義のあることだったと
      思いますし、その上希望者が倍の4名あられたと聞き、関心の高さが
      感じられたことです。

      さて、この4名のうち2名はどのように選出されたのかお聞かせください。
      また、この委員会の設置目的と2月14日に開催されました第1回の職員
      綱紀粛正委員会の協議内容及び今後の進め方についてお聞かせください。


総務部長  それでは失礼いたします。
      3問目のご質問でございますが、綱紀粛正委員会及び職員の倫理条例に
      関しますご質問につきましては、先の会派代表質問におきまして
      町長がお答えを申しておりますが、
      まず綱紀粛正委員会の委員につきましては、警察官OB、弁護士、行政機関の
      代表者の各1名と住民代表者の2名で構成いたしております。

      住民代表の2名の方々につきましては、広報紙などを通じて住民の皆様から
      公募をさせていただき、4名の住民の方から応募をいただきました。

       次に選考方法につきましては、木津町職員綱紀粛正委員会公募要綱第7条
      の規定によりまして厳正な選考を実施いたしました。

      具体的に申し上げますと、まず第1次選考におきましては、応募されました方々
      から提出をいただきました申込書に記載されております応募の動機を採点方式
      により審査を実施いたしました。

      今回ご応募いただいたすべての方々が町行政に深い関心をお持ちでございまして、
      非常に熱い思いが込められておりました。

      採点では甲乙つけがたく、4名のすべての方で1次選考を通過したという結果で
      ございます。次に第2次選考につきましては、
      公平公正を期すため抽せん方法という選考方式をとらせていただきまして
      2名の方を選考いたしております。

       次に委員会の設置目的と第1回目の協議内容と今後の進め方についての
      ご質問でございます。まず委員会の設置目的ということにつきましては、
      職員の職務に係る公務員倫理を周知徹底し、公平公正な行政運営を図るため
      の職員倫理条例、これの案を制定に向けました委員会を設置するものでございます。
      
      なお第1回目の委員会の協議内容、今後の進め方につきましては
      2月14日に第1回目の委員会を開催し、木津町職員倫理条例案の骨子を
      各委員の皆様に提示させていただき、各委員の皆様方から貴重なご意見を
      いただいております。

      また第2回目の委員会につきましては、3月28日、今月でございますが、開催を
      予定しております。職員倫理条例案についての審議をいただくという予定になって
      ございます。

      今後、数回の審議会を開催を予定をいたしておりまして、よりより倫理条例案
      の制定をするために、委員の皆様と審議を進めてまいりたいというふうに考えて
      おりますので、議員におかれましてもご理解をよろしくお願いを申し上げます。

くれは   4名のうち2名を厳正なる抽選の結果、選出したということで、
       抽選方法については厳正だったというふうに思います。

       第1回は職員倫理条例の案の骨子、そして次は、次回は詳細な協議ということ
       だったと思いますけれども、第1回2時間ぐらいの会議であったと思いますけれども、
       その時間が1回目終えて、2回目もっと詳細な会議をして、あと数回をして制定
       するというふうなスケジュールかなというふうに聞かせていただきました。

       けれども、先ほどの2問目の審議会とあわせまして、今回の綱紀粛正委員会は
       要綱により設置されておるようでして、不思議だなと思っていたのは、
       要綱を見せていただいたときに謝礼については何ら記載がなかったと。

       じゃ謝礼はどうなるのかなと疑問に思ってたんですけれども、
      今回補正5号で報償費という欄で仮称綱紀粛正委員会謝礼6万6,000円が
      計上されていると。

       そもそも要綱というのは行政内部の規定ということで、もちろん議会の議案
       とはなりませんが、やっぱりこの予算を定めることである新たな予算化をする
       6万6,000円という報償費に関しては、やっぱり地方自治法96条の議決事件
      でもありますし、要綱の制定前に議会の議決をきちんととるべきであって、
      このような進め方のあいまいさが綱紀粛正委員会のスタートとして本当に
      ふさわしいのかというふうにちょっと疑問に感じているわけです。

       町長は就任直後の京都新聞のインタビュー記事の中で、委員会においては
      過去の不祥事の原因の徹底的な究明をし予防策を練ってもらうとおっしゃってた
      わけです。

      今の話とか第1回の内容とか審議会の内容等聞かせていただくと、これは
      職員倫理条例までというふうになっておりますし、しかしながら私が紹介議員となり
      趣旨採択をいただいた請願項目にもあったように、本来町長及び議員の倫理条例、
      これがまずもって制定されるべきものだと思います。

      なぜならば、職員というのは組織の中で誠実的な中立性を保ちつつ職務に
      専念する義務を負っているわけです。第一義的に上司に対して適性な職務執行の
      法的義務を負ってます。

     それに比べて政治職である我々、そして町長は住民に選ばれている議員や町長は
     責任を直接住民に負っているというそういう構造でありますから、公選者として倫理を
     条例化して、住民を代表とする私たち公選者が権限や地位を不正に行使したり、
     私利を得たりする行為を禁じるための職員倫理条例ではなく、
      政治倫理条例の制定の法が必要であり先だと、そういうふうに考えます。
     それについてお考えをお聞かせください。

総務部長  謝礼ということでございますが、今回の綱紀粛正委員会につきましては、
       数回の開催ということで予定をさせていただいております。

       期限が決められた臨時的な委員会ということでございますので、支給については
       給与的なものではなく、町政にご協力いただいた役務の提供ということで謝礼として
       お支払いをさせていただくということでございます。

       そして政治倫理条例ということでお話がございましたが、この中には職員以外に
       公選で選ばれた方ももちろん入ってくるわけでございまして、
       今後このことにつきましては研究させていただきたいというふうに考えております。

くれは  政治倫理条例というふうなこと、公職の方もということなので、今後研究をして
       いきたいというふうにおっしゃていただいたと思いますので、
      これも研究をしていただいて、研究にとどまらず盛り込んでいただきたいと
      いうふうに思います。

      9月に一般質問、私がさせていただいときに町長答弁で、そのとき当委員会は
      一過性のものではなく、今後も助言をいただく場であると考えているというふうに
      述べられておりました。

      先ほどのお話では制定までと、あと数回というふうに聞かせていただいたわけです
      けれども、この一過性のものではないということと、あと数回というのはどんなふうに
      考えればいいのかなというふうに思いますので、
      そこらあたりいま一度どういうところまで運用していくものなのか
      聞かせていただきたいと思います。

総務部長  今回の委員会は一過性でなくということでございますが、基本的には数回の
       委員会で条例制定までをお願いをしております。ただ委員さんの中にはいろいろな
       考えも持っておられますので、またそこら辺の継続につきましては、委員さんの
       ご意見を伺いながらやっていきたいというふうに考えております。