くれは 3問目にまいります。「児童クラブの入所を市内在住に拡大せよ。」としてお聞きします。
現在市が行っている放課後児童健全育成事業、すなわち児童クラブに入所できる要件は、
先の6月議会で条例が改正され、「市内の小学校に在学し、かつ市内在住」が要件となりま
した。現在の条例では、市内在住の小学生でも他府県の私立小学校に通学している児童は
入所できません。

 税金を支払っているのにもかかわらず、同じように保育サービスが受けられない、児童クラブ
に入ること受けられない、入り口で遮断されている、このことは多いに問題です。
 奈良市では、条例で「市内在住の小学生」が要件とされていますので、他府県の私立小学校
に通学している児童は利用できます。つまり、木津川市にある同志社学院に通学している奈良
市在住の小学生は、奈良市の児童クラブに入所できます。それに比べて、奈良市の私立小学校
に通学している木津川市在住の小学生は木津川市の児童クラブには入れないという現象が
起きるわけです。

 今回、保育料金の値上げの提案がされていますけれども、保育サービスの充実と
セットにしての改正と提案されていますが、この点の見直しは提案されていません。
そこでお聞きします。
@ 市内在住で他府県の私立小学校等に通学している児童で、児童クラブの入所要望は
   市に届いていますか。あるとしたら、いつの時点で要望がありましたか。
A 市内在住の小学生が、市内の児童クラブに入所できないことは、不公平な取扱いだと
   私は思います。市長はどのように思われますか。 
B 市内在住で他府県の私立小学校に通学している児童も対象とするよう、早急に条例を
   改正すべきです。いかがお考えですか。
以上お答えください。


保健福祉部長
 1点目のご質問ですが、平成23年8月30日付で要望書の提出がございました。
 次に2点目と3点目のご質問にお答えします。
他府県の私立小学校に通学する児童につきましては、授業終了後、公共交通機関等を利用し、
児童クラブまで来所していただくことになります。

 市内の児童クラブは駅から遠い場所での立地が多く、充分な保育時間を確保できないこと、
また低学年児童につきましては、安全の確保ができないことなどから、他府県の私立小学校へ
通う児童につきましては、入所対象とはしていません。

 今後、小学校敷地以外での開設や保育時間の延長などの体制整備を進め、順次、受け入れ
態勢の充実を図るように検討してまいります。


くれは 8月30日付で届いていたと。
 実はこの方は、昨年まで市内の公立の保育園に通われていたとお聞きしています。昨年、
小学校に内定された際に市に尋ねられた、児童クラブの入会について木津川市に確認された
ところ、市外の小学校へ通学する児童は対象外である旨の回答をいただいたと言われています。
そして、6月議会の対象拡大の報告を見られ、以前対象外であることを、それにご相談にみえられ
たというのが事実の関係です。
 
 6月議会でも、他市町の私立学校に通学する児童の受け入れはとの質問がありました。
今のところ希望者は不明ですと言う、その時点ではそうでした。実際に文書は8月であったわけ
ですけれども」窓口への問い合わせはあったわけです。そこら辺がきっちりと届いていなかったと
いうのは、非常に残念でなりません。やはり早急に条例を改正すべきと思います。

 これは、私、市長に聞いたのです。市長に。2番目については不公平な取扱だと思いませんか。
市長、どう思いますか。保健福祉部長は答えていただきましたけれども、これは市長に答えて
いただきたい。


市長 児童クラブの受け入れにつきましては、市内の小学校に通う子どもたちを対象とするという
ことで皆さんにご理解をいただき、拡大させていただいたところです。市外の小学校に通っておられる
方が今後木津川市の児童クラブに来られるとなりますと、非常に遠い通学をされているということも
ありまして、その保育時間がどれだけ確保できるかとか、安全性とか、そういうことを少し心配して
いるところです。

 しかしながら、今、部長も答弁させていただいたように、どれくらいの方のニーズがあるのか、
また受け入れ体制はどのように万全にできるか、安全確保、そういったものも検討させて頂く中
で、今後、受け入れ体制の充実に向けて、その検討に入りたいと考えています。


くれは すみません、不公平な取扱だと思いませんか(と聞いているのです)


市長 同じ市内の子どもさんであるということにつきましては、できるだけ受け入れをしていける、
そういう体制が必要であると思います。
 
 今の体制の中で、どれだけの方が希望があって、どれだけの方を受け入れられるかということも
十分検討していかなくてはいけないかと思っています。


くれは 同志社学院についても、少数であったわけです。1件でしたよね。お二人、兄弟でしたけれど。
少数です。今回も要望を届けられているのは1名です。少数ですよ。確かに。おそらく希望があったと
しても、そんなにたくさんの数ではないでしょう、制度がないのですから。要望を届けようにも声を
上げようにも挙げられなかったんですよ。1人の方の声が届く、それが大事だということが常に
言っているのですけれども、たまたま木津川台小学校の児童クラブに行かれていたから、ルートがあった。
だから3カ月待った上で、条例改正して入所ができた、今回希望されている人がいる。
同じような取り組みで、早急にできないはずがない、私はそう思います。

 安全面、当然、通学する、その順路、それは保護者の方が責任を持ってされるのです。門戸がない
中でそれを検討しますと言うことはないと思います。別な場所に開設、保育時価の整備を整えて行く、
待っていませんよ、小学1年生ですよ。
 
 次世代育成行動計画、木津川市長のお名前で出している行動計画、全ての子育て世帯を対象に
子育て支援のサービスの充実の確保に努める、すべての子育て世帯ですよ。まずは、対象をきちん
と把握できているわけですから、希望者があるわけですから、それに向けて門戸を広げましょうよ。
早急に12月議会に条例提案をし、早急に対応が必要だと、そうい案件だと思います。
同志社国際学院でできたのですから、一緒です。


保健福祉部長 現在、市内在住で市外の小学校に通学されている児童の方、140名おられると
教育委員会から資料もいだたいています。

 実際、人数としては、少数かどうか、その辺は一度ちょっと把握してみないとわからない部分も
ありますので、その辺を一度把握させて頂く中で検討を進めてまいりたいと思います。


くれは 時間はまちませんよ。本当に転居も考えられているような状況ですよ、お仕事も大変ですよ。
それは、困難な状況があるからこそ、要望されているのですよ。同志社国際学院の方も一緒ですよ。
今声が届けられていない方もひょっとしたらおられるかもしれない、しかし学年が上がられているかも
しれない、学校がもっと遠いかもしれない、そういう条件がある中、今回要望されている方は、
学校も含めてどこの学校かも、行けそうなということも含めて、わかった上での要望ですよ。

そこら辺は、担当部長はしっかりわかっていただいていると思いますので、時間をかけて検討する
ものではないと指摘しておきます。