くれは 3問目にいきます。「人が集まり、生涯学習の拠点となる施設を目指して」として
質問します。

 今年の9月議会の質問で東部交流会館の充実を求め質問しました。今回は、公民館的
使用をされている庁舎北別館と合わせて整理をし、拡充する必要を感じますのでその
あたりについて聞きます。

@ いずれも社会教育課の所管である庁舎北別館並びに今年度から直営となった
東部交流会館の体制はどのようですか。

A 北別館の利用者数とその稼働率は。また、北別館で貸し館事業ではなく、独自事業
など新たな公民館事業はしていますか。また可能ですか。

B 東部交流会館をさらに充実させるためにどのようにしていくのですか。今後の長期的
な考えはどうですか。

C 北別館を整理して、東部交流会館を木津の生涯学習拠点として位置づけ充実させては。


教育長 呉羽議員の3問目の質問にお答えします。
 ご質問の北別館と東部交流会館の管理運営体制は、東部交流会館の館長が
両施設の管理を行い、日常業務はそれぞれに2人の職員を配置する体制をとっています。
また、夜間利用の場合はシルバー人材センターに業務委託を行っています。

 北別館の利用状況ですが、平成21年度の利用者数は2万9355人、平成22年度
4月から9月までは1万3617人となっています。また、北別館には会議室5室あり、
会議室5が和室となっています。会議室の稼働率ですが、平成21年度会議室の平均
稼働率は約27.5%です。また平成22年4月から9月までの会議室の平均稼働率は
24.8%となっています。

 庁舎北別館の利用団体はコーラスなど57団体744人が登録されています。庁舎北別館
が庁舎会議室として建設されており、建築基準法の関係で、「不特定多数を対象とした
利用はできない」ため、独自事業など新たな公民館事業は、庁舎北別館では
実施していません。
 
 東部交流会館をさらに充実させていくためにはどうしていくのか、今後の長期的な考え方は
どうかということについては、東部交流会館は指定管理者制度を見直し、旧木津町の
中央公民館の代替施設として公民館的機能を果たすため、直営の管理運営を行っています。

 東部交流会館の充実を図るため、市文化協会の事務局や生涯学習充実のための講座、
教室の開設を行い、今後も、木津地域における基本的な生涯学習や各種団体の
活動拠点としての活用を図るとともに、各種講座開催などを行い充実に努めていきたい
と考えています。
 
 北別館を整理して、東部交流会館を木津の生涯学習拠点として位置づけ、充実させては
という質問ですが、このことについては、現在、庁舎北別館には57サークルが活動されて
います。これらのサークルが、東部交流会館をはじめ、各施設での活動となると、
各施設にはすでに定期活動されているサークルがありますので、活動場所の確保が
課題となってきます。
 
 今後も、庁舎北別館を有効に活用する中で、社会教育団体等の活動施設の確保を
図っていきたいと考えています。
 
 市の社会教育施設のあり方については、「木津地区では各交流会館、山城地域では、
山城総合文化センター、加茂地区では加茂文化センターと南加茂台公民館に公民館
機能を持たせる」と平成20年3月に社会教育委員会から提言をいただいていますので、
直営施設としての東部交流会館を木津の生涯学習拠点として図っていきたいと考えています。


くれは 庁舎北別館は、あくまでも不特定多数の方の利用はできないということで、
57サークル、貸し館で自主事業はできないという、それは耐震の関係ということで
わかりました。だけれども、20%程度だけれども、他の所に行くことも一杯でできない
というところ。私は北別館を耐震上難しいのであれば、ある一定整理すべきと、
廃止すべきと思ったわけですが、そうすると、たちまちサークルの人たちが
困るという状況が分かってきました。

 じゃどうするかということですが、新しい公民館を建てたらというところですが、
それも難しいこともわかってきました。ですので、どうしようもないところに来ているの
ですが、まずは整理するというところは、やはり料金などを整理してください。
料金は今どうなっていますか。


教育長
 議員も申されたとおり、庁舎北別館を整理して、本来の庁舎会議室にしてしまいますと、
約3万人の方が年間利用されています。この人たちの活動の場所を奪うことになりますし
、庁舎北別館は庁舎の近くにありますので、人々が非常に集いやすい場所に位置して
います。これを外してしまいますと、多くの方にご不便をおかけしますので、庁舎北別館
については、登録されているサークルの方がたの活動の場を保障する、それから議員
が言われるように、さらに生涯学習の活動を拡大していくようにとの意見です。

 このことについては、私も全く同感で、このことを進めていくことが、人々の豊かな生活
をある点では支えていく大事な活動になっていくと思いますので、東部交流会館をいわゆる
講座をさらに拡充していく、いろんな講座をあそこで行うことによって、不特定多数の方がた
に利用していただいて、その中からどんどん育っていかれた方がたが新しいサークルを
つくっていかれることを考えていきたいと思っています。
 庁舎北別館の料金表については、規則の中で定めています。


くれは 残念ながら、規則には定めがありません。金額が明示されておりません。
そして本来なら、使用料は条例で定めるものですので、そこらあたり
整理することを要求します。


教育長 そのことは、庁舎北別館を設置した時からの大きな課題でありまして、
きちっと方向を持っていきたいと思っています。


くれは その上、さらに生涯学習の拠点として、東部交流会館を拡充して充実して
いってほしいと思います。それは一致していますので、よろしくお願いします。以上終わります。